まちづくりの新たな潮流は・・・第4回 まちづくり勉強会を開催しました。
第4回 まちづくり勉強会を開催しました。多くの皆様に参加いただき、ありがとうございました。
日時 令和6年11月21日(木) 14:00~16:10
会場 熊谷市立商工会館 2階 大ホール 参加:45人
主催 ㈱まちづくり熊谷・熊谷商工会議所 後援 熊谷市
【講演会の概要】
- はじめに、熊谷商工会議所地域振興委員会の時田委員長が挨拶を行いました。
- 会議は二部構成で、第一部では株式会社マキュアスの猪瀬氏がまちなか駐車場等の実態調査について報告し、第二部ではUR都市再生機構の鈴木氏が「まちなかの開発事業を学ぶ」というテーマで講演を行いました。
- 猪瀬氏の報告では、熊谷市中心部の11町丁目を対象に行った調査結果が示されました。調査によると、対象地域の28.6%が駐車場や空き地として利用されていることが明らかになりました。また、20年前と比較して駐車場面積が27.0%増加していることも報告されました。
- 鈴木氏の講演では、長岡市の事例を中心に、地方都市の再生について説明がありました。長岡市では、市役所機能をまちなかに分散配置し、公共サービスをまちなかに戻す取り組みを行っています。
- また、まちづくりの新たな潮流として、人口=需要減少を踏まえ、地域経済循環の視点や公民連携の発想が必要と指摘されました。場所を使うこと先行して考え、簡単に・素早く・安くの「LQCアプローチ」の重要性も強調されました。
- 地域に暮らす住民、プレイヤー、地域を変える人、行政などの関係性の中、①プレイスメイキング(公共空間利活用)、②リノベーションまちづくり、③ソーシャルビジネスでの新たな資金調達、④関係人口を増やすなどの説明がありました。
会議の最後には質疑応答が行われ、参加者からは医療関係者のまちづくりへの関わり方や、長岡市の取り組みの効果などについて質問がありました。鈴木氏は、医療機能も街の重要な要素であり、コンパクトシティの考え方の中で重要な役割を果たすと回答しました。
全体として、この会議では地方都市の再生におけるデータ分析の重要性、公共と民間の連携、そして段階的なアプローチの必要性が強調されました。
【参考】 アンケート集計の結果はこちら⇒アンケート集計
2024年11月27日
カテゴリー:お知らせ